ちゃちゃ之二

■ 巻之十二 ■

「それまでお前達は、葵屋とやらで待っていなよ。」
この言葉なぜかコミックスでは「待っていな」に修正されているのですが、和月先生 悩んだのかしら。個人的にはジャンプ掲載時の方が なんか可愛げがあってしかも 粋な感じがして 好きだったのですが。

■ 巻之十三 ■

でてこない。。。

■ 巻之十四 ■

「通常の壱式、斜め上から切り下ろす弐式、対空迎撃用の参式...」
対空迎撃って...パトリオットミサイルかねあんたは。でも いいなあ、戦闘機に斎藤を積んだら強力だろうな。強化鎧骨格”零”の次はやはり”一”。新選組をはじめ、会津藩士、旧幕軍の兵士等 数千の怨霊からなる”一”。覚悟完了、強いぞきっと。でもこのネタ 何人が解ってくれるかしら。
「いずれ抜刀斎と決着を付ける時のための取って置きだ。光栄だろ」
ふぅむ。この最後の部分も、コミックスでは「光栄に思え」に変わっていました。はじめ 日毎に態度がでかくなる...。イカす。
髪をかきあげる仕草がいい。
この仕草、眼付き。もう よ過ぎ。それにしても髪がちっともかきあがってないぞと思ったりしたのですが、何度か読み返すうちに どうやらあれは逆立った髪を押さえているらしいと思い始めた。(猫?)確かに彼は牙突を放つと髪が どわっと逆立つことが多い。そのくせ、何気にやや乱れっぱなしの姿がまたいいんだ、これが。
「なんだ、慰めの言葉でも言って欲しかったのか。」
この人の慰めの言葉って、どんなだろう...。
「無論、死ぬまで」
かっこいい。この一行を見つめつつ あの顔を思い浮かべつつ 暫し時が止まってしまう。
何ヶ月も出てこない斎藤に関する考察
どこで何をやっているんだかちっとも出てこない斎藤さん。そこでちょっと考えてみることに。
  • 宇水の体にぶっ刺したまま、あ−んなに高いところに突き刺さった刀。これがないと 後は拳の勝負になってしまうので、ここは なんとしても 取り戻しておきたいところ。しかし 脚の怪我は結構深い(しかもご丁寧に 両脚)。そこで一、やれやれ とか言いながら 志々雄の部下でも探しに出かけ、とっ捕まえる。後は煙草でも吸いながら その作業を見守る。
  • あの宇水のことだ、素直にただ刺しただけのはずはない。あの槍の先には、琉球に伝わる恐ろしいハブの猛毒か何かが塗ってあり、それにより一 息絶える。
  • 脚の傷の手当てをしている。いくら痛点が無さそうな斎藤でも、(だって痛そうな顔見た事無いんだもん。)あれでは歩くのも痛いだろうし、包帯のひとつも巻かないと 先に進むのは辛いに違いない。この場合もやはり志々雄の部下をとっ捕まえて させていることだろう。
  • 完璧道に迷っている。
  • 作者に忘れ去られている。

■ 巻之十五 ■

まだでてこない。。。

■ 巻之十六 ■

いきなり出てきて 蒼ちゃんにひとこと言いに寄る一
なぜか蒼紫を放っておけない一。「お前は役に立った」というのは ひょっとすると斎藤にしたらすごい誉め言葉だったのかもしれない。そして 着いて来てねと言わんばかりに 地図を放る一。でもって あのどでかい態度。いやあ、悪人面だねやっぱりあの人、特に「まあ そんなところだ」と言った時の顔。いつの間にか 横にがっちりした顔してるし。(今までは 縦に長くなる一方だったのに)しっかり脚に包帯巻いてるところが妙にかわいくて グー。
ズボンの上から包帯をぐるぐる巻き
もう一度書かせてもらう。どっから取ってきたのよ、その包帯(爆)。前の巻の考察で少し予想してたけど、まさか本当にやるとは。きっと自分ではやらず、志々雄の部下でも捕まえてやらせたんだろうな。
まあ そんなところだ
もう一度書かせてもらう、その2。この顔、悪そうだねえ。いやあ、ここまでしてくれると逆に爽やかな気がしてくるのは私だけか?
煙草を投げ捨てて去ってゆく斎藤
これっ、この場面は覚えておかなくっちゃぁ。(きっと妙に几帳面そうな蒼ちゃんが、消してくれたに違いないと思うが)警察官たる者が あんな燃えやすそうなところに...。あの後、闘場が --ピ−ッ-- たのは、方治の所為だけではないかも。(どうでもいいけど、身体の割に脚が太いぞ)
志々雄の闘場の門をいきなり破って登場する一
悲しすぎる。あんなにカッコよく登場しておきながら...。でも あれ なんて言うか、宇水のボディをぶっ千切るほどの 破壊力を持つ斎藤の牙突。それを もろに額に受けて 倒れもしないわけないぞ。首が逝ってても良いくらいではないのか?それに あんなとこ狙うか、普通。ちぇ。血を吐く姿がちょっといかしてたけど、悲しい場面であった。
志々雄の闘場の門をいきなり破って登場する一 その後
コミックスが出てからじっくり読み返すと、やはりスゴイ、この場面。まず門の後ろで出番をじぃっと待ってたのが、かわいいというのは置いておく。せっかくの不意打ちのチャンスに、わざわざ前振りを入れて登場することにも目を瞑ろう。特筆すべきはあの破壊力。門の瓦まで吹っ飛ばしてくるのだあの男(右手でうっちゃっているようにも見えるが)。これは凄い。あとは是非とも この勢いが 志々雄に到着するまで続くことを祈ろう。(しくしく)
解説者になる一
悲しすぎる その2。あんなにカッコよく登場したのに、したのに...。個人的に私は 解説者があまり好きではない(と言うか きらい)。あんなことさせるくらいなら、私が葬ってあげたい...。蒼紫くんが好きな人にも是非 意見を聞いてみたい。

ここから私は ショックのあまりジャンプを買っていないので、続きはまたのち程...。

と 思ったけど、ついつい一が出ていると買ってしまう。読んだ号の分だけつっこみをつづけようかな。

■ 巻之十七 ■

志々雄の闘場の門をいきなり破って登場する一 再び
しつこいかもしれないが、この登場 派手である。すぐ後に待ち受けている悲しい結末を思うと、私としては永遠に時が止まって欲しい瞬間である。その後のシーンを見ていくと、斎藤が破壊してきたのは門(木製)だけではないようだ。門のくっついていた壁ごと破壊して、その上地面まで削って、あなた...。でも、門の向こう側で牙突を構えてじぃっと待っている姿を思うと、やはり泣ける。
わざわざ包帯を巻いてある 宇水にやられた傷の上をご丁寧に志々雄にやられるの図
いっ、痛い、痛いよこれ。でもやっぱり平気な顔の斎藤。鈍...いや、痛みを表わす表情を知らない斎藤ってことで。
「阿呆が!!調べが足りぬのは貴様の方だ!」
牙突零式!後に剣心が木の葉を、志々雄が炎を剣気によって反応させてますが、斎藤はここで自分が壊して出てきた門や床の破片を反応させています。
だから痛いってば。
右肩付け根に志々雄の左手第二関節までをくらうの図。うわぁっ、痛い、しかもバイ菌入りそうだ。その上、内臓までやられたのか口から血を吐いているではありませんか、可哀相に。
「ガッ...」
この顔好き。血を吐く姿が美しいのは○○君(こらこら)、と思ってましたが、斎藤もなかなか美しいです。
そして終に燃されて終わる斎藤
たったの10頁で...。泣泣泣泣泣泣泣泣泣泣。
志々雄笑う。
左之助がやられたあとに、倒れている3人がひとコマずつ描かれてますが、斎藤は志々雄の「ハハハ」笑いのバックになってます。花道に頭突きでもかまされたかのような煙が、シュゥ−っとたっているのが涙を誘います。
注:花道とは「SLAM DUNK」のヒトです、念のため。
第百四十幕「命運未だ尽きず」の扉絵
左の方に斎藤が寝っ転がってます。この手の揃え方、背中の丸め方!昔飼っていた猫が、よくこんな格好で寝ていたのを思い出しました。どうでもいいですが、次のページでもまだ煙がたってる...。
剣心の剣気に木の葉が舞い弾ける
いやん。剣心...、どうでもいいけど、斎藤の頭に葉っぱをのっけないで欲しい。きつねの変身みたいじゃないの。あぁ、更に次のページで刀を支えに片膝ついてる姿、おっさんくさい...。
左之助、蒼紫の解説にそれぞれちゃちゃをいれる斎藤
やれやれだ(爆)。でも、後半この「負けちゃった3人トリオ」と方治、由美の5人が繰りひろげる、百面相合戦はなかなか楽しいです。斎藤も結構 表情があったのね。
効いてるな...
待て、こらぁ−っ、そっ、その、何とも言えない立ち姿...。じじぃか(涙)。
由美の最期
これは、ちゃちゃではないです。私は志々雄と由美の二人がとても好きでした。
「時代が...、生きるべき者を選んだんだ...」
そして その後、ものの見事に爆炎に包まれたあなたは一体...。
牙突で鋼鉄(多分)の扉をぶっ壊す
破壊力。あなたの役割は結局いつもそれなのか(涙)。何故それで志々雄の鉢金が壊せない...(無茶を言ってはいけません)。
「お前らとはくぐった修羅場の数が違うんだ」
この言葉、胸を打つ。そうでしょう、そうでしょう、あんな修羅場、こんな修羅場、さぞかしいろいろくぐって来たことでしょうねぇ。で、斎藤さん?あれ系も含めてってことで よろしいですか?
どうでもいいことだが斎藤、その台詞 キメるためにわざわざ後ろへ下がったのか?もうっ、そんなことするから...。まさに自業自得。
「やれやれ...」とマッチを擦る
斎藤さん、そのマッチちょっと怪しげ−。いつもの蕎麦屋んじゃ無さそうだし...。でも、どこぞの洋食屋のって感じもしないでもないか。
「阿呆が」
それが辞世の言葉か、斎藤(笑)。それを聞いたのが左之助というのがまた笑える。この後、もし斎藤が左之助達の前に姿を現さなかったら、それが本当に辞世の言葉になっちゃうのね。
爆炎の中に姿を消す斎藤の背中に
いやぁ、この姿で何人を泣かしたことでしょう。罪な男である。もうみんな知ってると思うので触れますが、一体どうやって脱出したんでしょうね。でもまあ取りあえずここでは、どうしたってこれから大変な目に会う彼の背中に、がんばってと言ってあげたいと思います。
左之助に背を向けて 爆発する闘場の中に消えて行った一のその後について考察
先ず史実の都合上生きている事を前提に...
  • あの中で斎藤は唯一定職を持っている、しかも公務員だ。一ヶ月も寝ている訳にはいかないのだ。妻子持ちだし。とっくの昔に東京に帰って、川路の旦那に「報告」とか言って例の憮然とした顔で報告を済ませ、何食わぬ顔で奉職中。「あら 藤田さん 御久し振り」とかお姉さんに言われつつ、昼時には蕎麦をすすっているはずだ。
  • 心配で京都に来てしまった時尾。警察署に向かうが 署は瓦礫と化している。署長に事情を聞き、警官に案内され葵屋へ行くと そこもほぼ廃虚。「藤田五郎の家内、時尾と申します」 「ぅえーっっ!?」という会話(?)などの後、片付けを手伝いながら 皆と帰りを待つ。夜更けに 剣心達が帰ってくる。剣心の姿を見て薫と弥彦はパニック状態。蒼紫を見つけて操は舞い上がる。周りが大騒ぎでばたばたしている中、不安げな瞳を自分に向ける 見なれない女に気付く左之助。落ち着いている翁あたりが「この方は...」と言うと、「藤田時尾と申します」と言って 左之助を見上げる時尾。驚く左之助。目を逸らして口篭もる。「あいつは...」 様子から全てを察した時尾の目から無意識のうちに涙がこぼれ始める。拳を握り締める左之助(痛そうだ)。そこへ「俺はそんなに甲斐性無しじゃあない。勝手に人の女房を泣かすな、阿呆。」とか言って一登場。なーんてオチ希望。
もうるろ剣には登場しない場合(そしたら スゲー悲しいぞ)
  • 何とか脱出するも、頭部にかなりの衝撃を受け 記憶を失う。やっとの想いで京の街に辿り着き、そこで 戊辰戦争勃発の際に別れ 京に残した女と運命の再開。都合の良いところだけ 記憶を取り戻し、以後幸せに暮らす。(悪即斬はどおしたっ!)
  • 和月先生 頑張ったが、歴史ファンの皆様の攻撃に耐えきれず、一を闇に葬ることに決める。(そんなことは 無いと思いますが)
一無事再登場御礼
なんだ もう 心配させてぇ...。ああよかった。でもこっそり剣心達を見送っている辺り、かわいさスパーク。そうか、張を引っ張り込んだか...一さん、相変わらず 髪立ってる奴が好き?でも あの左之助のこと完璧 眼中に無いお言葉。この辺も相変わらずってとこか。でも 斎藤の言葉って一つ一つ、どうしてこうも心に残るんでしょうか。(だから妙なこと覚えてて、こうして突っ込めるという噂もありか)和月先生ものすごく丁寧に言葉を選んでるというか、大切にしてるんだなと感激してみたりもする今日この頃です。