ちゃちゃ之一

■ 初登場!巻の七 ■

「沖田君、君は下がってい給え。」 巻之七 登場していきなり
沖田君は、あなたより年上(または同い年)では...。しかも一番隊組長。思いやりがあって良い奴だが、態度のでかさはこの頃から筋金入りさ。
「俺の目は節穴じゃあないよ。」 巻之七 またも最初のページ
沖田 「ああ、穴って言うより線ですよね。」
ナ−イス。実はこれ 私も思ったんですが、私は自分で考えてしまったけれど、沖田君にこう突っ込ませる方が絶対いいです やっぱり。ちなみにこれは、and now という雑誌に出ていた司馬酔狂さんのネタです。
「なかなか鋭い男なんですね、相楽左之助君」
これは単に、斎藤が左之の名前をフルで、(しかも君付き)呼ぶのは最初で最後だろうという 記念の意を込めてここに記そう。
「藤田五郎と申します。」
それにしてもこの顔。でもこれは 決して意図的に 人畜無害ぶってる訳ではないと思う。きっと これが地顔なのだ。剣心の回想シーンで出てきた 新選組の集合写真、ほら あの中でも斎藤はなんとなく笑い顔をしている。みんな きりっとした顔なのに...。
戦う時にはやっぱりTシャツ
神谷道場に入る時は長袖の白いシャツを着ている。さらに道場に座して愛刀を掲げている時も、ちゃんと袖口からカフスが覗いている。が、何時の間にか半袖の黒のTシャツに着替えて戦っている。道場でこっそり着替えたのかな?弥彦はその場に居たはずなので、彼のみぞ知る。でも着替えはどこに持ってたんだろう...
パチっと制服の襟ボタンを外す斎藤
しかし、前のページですでに 外れてるが...
「お前の全てを否定してやる」 牙突の構えで
う−ん、かっこいい。(しかし この暫く後 彼は おでこから壁に突っ込むことになるのだが)
「これが幕末の戦い...」 剣心と斎藤の戦いを見て呟く人々
違うと思うぞ。
「犬は餌で飼える、人は金で飼える。だが壬生の狼を飼うことは何人にもできん。」
かっこいい。でも さっき剣心に刀折られたんじゃあ...。するとあれは無銘だが、幕末より数々の危難を払い続けてきた愛刀2なのか?一度家に帰って、時尾に「あなたお食事は」とか「まあ、制服をそんなに汚して」とか言われつつ(いや 先ず「まあ そのお怪我はどうなさいました」であって欲しいが)別の刀を取ってきたのだろうか。
「嫌だ、藤田さんきたない。」 「失敬。」
この 蕎麦屋のねーさんの前では ふつうの優しげな警官さん。でも ふぇっくしょ。てのは かわいい。
「くしゃみ4回か、ずい分嫌われたな」
そりゃあねえ。花粉症かもしれんが。

■ 巻之八 ■

「随分嫌われてるな俺」 弥彦の言葉に対して
やっぱりね、自覚しないと。でも 考えてみると この漫画の登場人物の中で(公に)斎藤を好きな人は誰もいないのでは...。頼みの綱の時尾さんはまだ登場していないし。唯一 さっきの蕎麦屋のおねーさんぐらいだろうか、親しげなのは。かわいそうだ。がんばれ、はじめ。
「神谷の娘に別れは言ってきたか」剣心に
ここで斎藤は剣心に思いっきり睨まれてしまう。しかし そんなに酷い事を言っているだろうか。あの言葉には斎藤の思いやり(爆)というか、親しみのようなものが 込められていたと感じるのは私だけだろうか。やっぱりあの顔がいけないのか。斎藤も、大切な人を残して旅立つ訳だし。(しかも幼い子供まで)そういう気持ちがあの一言を言わせたような気がする。
「すまん。失言だった」
ということはやっぱり悪気があったのか?
せっかくフォローしたのに。いや、そんなことはない。きっと柄にも無くあんなこと言ってしまったので、きまりが悪かったのだろう。でなければあの男があんなに素直に謝る訳が無いではないか。
「これからは共に志々雄一派と戦う同士だ、仲良くやろうぜ」
ここの場面は突っ込み所が多い。いくら嫌われ者でも 斎藤も人鋸。違う、人の子。仲間が欲しくなったのだろうか。でも剣心には通じず、すごく嫌そうな顔をおみまいされてしまう。可哀相だ。
「なんだそのものすごく嫌そうな顔は」
「ええ、よろしくでござるわよん」とでも言って欲しかったのか一。しかも えらく不服そうな顔をしている。ちょっと我侭である。今までの行いを、自分の胸に手をあててよく考えてみるように。
そして置いていかれる一
良く考えて見て欲しい。あんな時間にあんな所で二人が偶然出会う訳が無い。斎藤は、あそこでじいっっと剣心を待っていたのだ、馬車まで用意して。トリもタヌキもキツネもガキンチョもいないあの場所で。それなのに、それなのに。一 ...報われない奴。

■ 巻之九 ■

イタチと狐と狸を思い浮かべる斎藤
何食わぬ顔で 何を考えてるんだか。
襖に寄り掛かり剣心と尖角の戦いを見守る斎藤、傍らに瀬田宗次郎
「倒れたら面白いのになあ」 by 宗次郎。彼はきっと期待して見ていたに違いない。
「これでこの村の人間関係しばらく荒れるぜ。」
あなたの口から 人間関係とは...。
「暫くは時尾のところに預けて...」
ほう。ん?時尾のところ?もしかして別居中なのだろうか。自分と同じところに住んでいるなら「時尾に預けて」と言えば良いと思うのですが。何か複雑な事情があるに違いない。
「家内だ」
この言葉は剣心と操を爆撃する破壊力を持つ。であの少しも照れが無いというか、何の臆面も無く言い放つ辺りが良い。そう、あの男は絶対にああだと思います。その点アニメでは やや赤くなって照れていたので ちょっと子供騙し、と思いました。
栄二を連れ去ったまま暫く登場しない斎藤についての考察
この辺は斎藤の意外な1面でした。最初 私は 近くの警察署まで栄二を送り届けて、後は誰かに手紙でも持たせて、栄二を時尾のところに送り届けてもらうのだろうと、勝手にふんでいました。が、その後斎藤が初めて京都警察署に現れるまで、剣心が葵屋に滞在していた日数は少なくとも十日間はありました。ということは(神戸で起こった事件の事後処理等を考慮しても)剣心とは違い、何らかの交通手段を用いているはずの斎藤が、十日間も何してたのかといえば、やはり自ら栄二を連れて東京まで帰り、また戻ってきた可能性大。いい奴...。でも 京都に行ったと思ったら、数日後に 子連れで帰ってきた斎藤。栄二の年頃からしても...。「あ、あなた、その子は...。」時尾パンチ炸裂。ってことにならなかったのでしょうか。

■ 巻之十 ■

この巻には斎藤が出てこない…。操が「あいつかあ…」と 思い浮かべる場面と、第八十三幕の扉にちゃっかりいるのと2コマだけ。

しかし、出てこないからと言って巻之十を飛ばしてしまっては、ちゃちゃは成り立たない。ということで、斎藤が一体何をやっているかを 明かしてみましょう。

「藤田君は遅いなあ」 by 京都警察署の署長
署長、スミマセン。藤田君は新月村の栄次を引き連れて 東京の時尾のところに戻っています。このへんの考察は"ちゃちゃ 九"で触れているので、ここではもっとディープに迫ってみましょう。
斎藤と栄次の珍道中
斎藤が子供を連れて歩くなんて、考えただけで かわいくてグーである。当時 船で横浜までどれくらいの時間かかったのかは知らないが、何回かはいっしょに食事をしたりしたはず。斎藤が子供相手に何を喋るんだろう…。
  • 栄次の話を聞いてやる斎藤。一度に家族をみんな亡くしてしまった栄次に、きっとあの男なりの慰めの言葉をかけてやったと思う。
  • 蕎麦が食いたいと愚痴る斎藤。

■ 巻之十一 ■

操がお頭宣言をしている頃、某京都警察所に着いた一
この顔好き−っ!!(まるで低血圧の寝起き面)
斎藤と左之助のやりとりについて
相変わらず、仲が良すぎるんだか何なんだか...。君達はお互いを 放っておけないのか?
ほうきとニワトリを思い浮かべる斎藤
あなた...。それにしても へのへのもへじとは。