掲載日 1998/01/16
最終更新日 1998/09/14

屯所として

 八木邸
入り口から
 八木邸
門のところ

ここは結成当初の新選組が屯所としていたところのひとつ。斎藤が入り浸って雑魚寝をしていたのを当時子供だった八木為三郎氏が目撃しています。

さすがというべきか、風情のある いい外観です。あぁ、今はこの中、見学できるんですね(ちなみに私が訪れて、この写真を撮った時(97年 7月)はできませんでした)。見学について調べたメモがあったんですけど、どこいったかなぁ、これは後日UPにします。すみません!

内部見学! (1998年 5月)

八木邸の中が見学できるというのを聞き、ゴールデンウィークが明けるのを見計らって行って参りました。

私の行った日は、朝から雨が降っていたこともあり、見学者は私ひとりでした。年配の女性の方がガイド(兼 見張り役ね <こらこら)についてくれて、いろいろと説明をしてくださりながら中を拝見するのですが、メインは芹沢鴨が暗殺された部屋と、そこに残る刀痕というところでしょうか。

その暗殺された部屋に座って、新選組にまつわるその他いろいろな話や、八木家の歴史まで聞かせてくださいました。他に誰も居ないということもあって、実に落ち着いてゆっくりと見学させて頂きました。

それでも、ついつい私の目は隣りの部屋の棚に置いてある木の箱(提灯とかが入っているらしい)とかにいってしまい、「あれは、当時からあるんですか?」なんて聞いて、「そうですよ。」なんていわれた時には、『あぁ、斎藤さんもきっとあれを見たに違いない』とか心の中で思ってふるふるしていました。(気味の悪い客だ)

中庭もとても風情があっていい感じでした(丁度霧雨にぴったり)、なにやら火事の話を聞かせてくださいましたが、物思いにふけっている私の敵ではありません(意味不明)。その場が火事ですってぇんじゃぁなくてよかった。

更に、実際に隊士達が出入りしていたという裏口(土間というか台所につながってる)を見せて頂いて、ちょっと降りてみたりもしました。『あぁぁ、ここで斎藤さんがご飯炊いたりとか、味噌汁作ったりとか、野菜切ったりとか...。』<するわけねえだろう。

そんなこんなで(役に立たん奴だ...。)40分くらい居たでしょうか、帰りがけに 受付で売ってる絵葉書を見せてもらい(この絵葉書を売るために、内部は撮影禁止なのでは....?)ふ〜ん、と思ってめくってたら「おぉっっ、こ、これはっ!」と私の目を釘付けにしたものがありました。タイトル「野辺帳」。ここには近藤勇を筆頭につらつらと隊士達が記帳しているのですが、その四番目!斎藤一!!これは、野辺帳なんだからきっと本人が書いたに違いない、あぁ斎藤さんの字だ、きっとそうだ。思った瞬間にお金を出して買っていました(800円くらいだったかな)。で、うきうきしながら見学の券に付いている屯所餅とお抹茶をいただきに行こうと、すたすた歩き始めたら「ちょっと、ちょっと。」「はぁ?」「残りの絵葉書...。」いかんいかん、うっかり野辺帳の葉書一枚だけ掴んで立ち去ってしまった。

屯所餅、今回初めて食べたんですけど、美味しかったです。すっかり気に入ってお土産に3つほど買ってしまいました。

それで、一応「野辺帳」の画像がこれです。見えますか、斎藤一様って(様は後からの付け足し)、あっさりとした いい字ではありませんか。決して私には断言できないですけど、直筆と思っていいのではないでしょうか。少なくとも私は「違います。」とどなたかに言われるまでは、そう思い込んでいようと思っています。

野辺帳




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