掲載日:1997/06/11

隊士募集のため 江戸へ
あれは誰の字・・・慶応元年4月頃

歳さん、伊東甲子太郎、藤堂平助と共に江戸へ。若気のいたりのほとぼりは冷めたのでしょうか。でももうこのころの一さんは、天下御免って感じかな。人を殺め、追われる者として 泣く泣く離れなければならなかった故郷の江戸。

うーん、感慨深かっただろうな。(案外 しれっとしてたりして・・・江戸っ子だし。)で、この時通った街道の宿所にちゃんと4人の名前が記帳されていて、しかも残っているんだこれがまた。

あれ 誰の字だろう。それぞれの自筆かもしくは誰かが まとめて書いたのか。ただ 筆跡の違いから 伊東、藤堂はそれぞれが書いてるような感じがします。で土方・斎藤。ちょっと まる四角い まったりとした字。なんとなく一さんの字だといいなと思ってるんですけど。いや だって何にも残ってないじゃないですかあの人。

最初見た時は 土方の土の字に点がうってあったので、歳さんが自分の名前を間違える訳はないし、だとしたら 一じゃん・・・でも ちょっと おバカさんかも と思ったんですけど、ご主人に 昔はそうも書いたんだよと言われ、おバカさんは 私。でも 土方さんは自筆が残されていて、それとはちょっと違うとお見うけしますので、一さんの字ということにしておきましょう。

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