警察博物館

博物館のマーク
− 案内 −

所 在 地 :東京都中央区京橋 3−5−1
(TEL: 03-3581-4321)

開館時間:午前10時から午後6時まで

月曜日休館(祝日に当たる場合は翌日)

この博物館には初代警視総監、川路利良が明治維新後 新しい警察制度創設のために渡欧した時の視察資料や、西南戦争の記録、明治以来の警官の制服など多くの資料が展示されています。

展示は1階から4階までありますが、やはり私が入り浸ったのは2階と3階。私が訪れたのは 97年の夏ですが、その時の展示は2階に「川路大警視コーナー」「欧州視察コーナー」「草創期コーナー」などがあり、川路利良の着用した制服や、警察手眼と呼ばれる心得書き、さらに西南戦争についての記録があり、3階に明治41年から現在までの制服、明治時代の出勤簿、進退伺などがありました。

鍛冶橋第一庁舎明治7年1月左の画像は明治7年1月当時の、鍛冶橋第一庁舎の写真です(パンフレットより転載)。藤田氏もここに来たかもしれないですね。また、西南戦争時に警視隊が使用したスナイドル銃や、明治時代に使用されたサーベルなどは、藤田五郎氏も同じ物を装備していたであろうことを思い、まじまじと眺めてしまいました。(思い込みが肝心)

それから、「西南戦闘中立功書」は、別働第三旅団 第四大隊 一中隊 三番小隊員の功績を報告したもので、功績を1から3等に区分し、戦闘回数、階級、氏名などが記されています。きっと藤田五郎氏が所属した隊の記録もどこかにあるに違いない…。という思いがふつふつと湧きあがったのは言うまでもありません。

ちなみに明治の頃の警察官は、正月・暮以外 休みは無し!だったそうです。この国の治安維持のために、がんばっていたんですねぇ彼も。(涙)

さらに特筆すべきことがもう一つ、実は明治当時の麻布警察署に関する資料がありまして、これは一字一句もらさずに ノートに書き記してきたのに そのノートが今 手元に無く(多分 日本に置いてきてしまった… つっ痛恨っく)、記憶に頼るしかないのですが、当時 麻布署には外勤の警官が一名と記されていたと思うのですが、これ 藤田氏ではないでしょうか。

明治の警視庁剣術大会の記録で、「藤田五郎 麻布」となってますし、時期的にその可能性が無いわけではないと思われます。そのノートが手元に無く、調べられなくって本当に残念ですが、次回 帰国した時の課題と言う事で 今はあくまで想像です。

そんなこんなで、数時間を過ごしてしまった私ですが、警察官時代の藤田氏に興味のある方には是非 お勧めのスポットです。白バイに乗って写真も撮れますし(爆)。

(1997年10月記)



(c) Copyright 1997-2001 1to5 All rights reserved.