リョヲさんにレポートをお願いしたところ、快く引き受けてくださいました。
しかも色付きのメールで送ってくださったので、もうそのまんま掲載です。
お楽しみください(^^)。

◇ ◆ 第二弾へジャンプ ◇ ◆


「明日生きる君のために」 〜新撰組残照2〜

期間  H10.10.7〜11
場所  大塚YOROZUスタジオ
制作  インパルス事業部

[あらすじ]〜チラシより抜粋、一部ツッコミあり(笑)〜

 戊辰の戦も終わり、時代は明治を迎えた。
 薄暗い街灯だけの明かりが頼りの晩に、ひとつの殺人事件が起きた。
 被害者は、幕末巷を震え上がらせた新撰組の生き残りであった。
 それから雪崩を打ったように次々と命を奪われる新撰組の残党達。
 いまでは警視庁に所属する元新撰組三番隊長斎藤一こと藤田五郎は、上司である(ちがうってば)古閑膽治とともにこの事件に当たることになる。
 そしてこの事件はただの残党狩りとは違っていた。大いなる陰謀の前に、藤田はひとつの決意をする。戊辰の戦が終わったときに、いや時尾という伴侶を得たときに、永遠に封じ込めたつもりの因縁を再び解き放つ。
 ここに、新撰組中もっとも異彩を放っていた男、斎藤一が全存在を賭けて立ち上がる。

キャスト(ここの6人はご存じでしょうから、説明なしです)
藤田五郎(浅間俊二)/時尾(みさお)
古閑膽治  室田景辰  やそ  木戸孝允

オリキャラ
不動明…警視庁の密偵
ミキ…室田の契約妹(笑)
うら…室田の契約母(笑)
中田…浅間の原稿を取りに来る出版者の人
リコ…浅間の妹
ジャッカル…殺し屋
お絹…木戸の愛人
嶋田…木戸の秘書
刺客・他

主演者は皆様劇団員の方達なので、ご紹介してもいいのか分からないので、省きました(名前って、ばらしてもいいのかな?) でも、主演の青柿ひろしさんは、大河の「慶喜」にチョイ役として、出演していたみたいです。(オープニングのテロップで見つけた)


◆ ◇ ◆ ◇ ◆

第二弾で感想を書いてくださいます。楽しみに待ちましょう。
それにしても浅間俊二!なんて爽やかな名前だろう;笑(誰がつけたんだろう、赤間先生?)。
しかもオリキャラに不動明!今日もどこかでデビルマン♪ですね、ミキちゃんもいるし。
更に!殺し屋のジャッカル(爆)、非常に気になります。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆


「明日生きる君のために」感想変、いや編〜

「明るい明日のために、暗い重い過去に再び挑む。
そんな斎藤さんにいたく感動したのだよ・・・。」

平成10年10月11日。この日、私は「明日生きる君のために」というお芝居を見に行った。この芝居を見たかったのは他でもない、アノ斎藤一主人公のお話であったこと!!
それだけでも東北の田舎くんだりから、地理のわからん東京まで行くのに十分価値があった。
(いや本当は日野でやってた・・・が・・・見たくて(笑)

会場は萬スタジオという小さな劇場。自由席ということで少し?早めに会場へ向かう。
しかし、あまりにも早く来すぎて、その後はマックで時間つぶし。
そろそろ、と思って戻ってみるとぼちぼち人が集まってて、やっと受付開始。
そして約30分後に開演。

その瞬間「あれっ?!」と思った。出てきたのは現代劇のセット!
ええ〜っっと思ってたら、なんと主人公の浅間さんは物書きで、斎藤一を調べているうちに明治時代にタイムスリップして、どうやら斎藤の生き方を自らの体で体感するみたい。
浅間さんには奥さんと妹がいて、奥さんには逃げられ、編集者に原稿を催促にこられる毎日をおくっている。
そしてタイムスリップゥ♪急に彼が倒れだし、あわてる妹のリコちゃんと編集者の中田さん♪

そして場面は一転変わって明治。ここは警視庁。
ここでは、最近おこっている新撰組残党狩り事件を追求するため、密偵の藤田五郎と古閑膽治がこの事件に当たることになる。
そんな折り、室田という男が二人の新しい上司としてやってきた。
・・・この室田さん、急に歌って登場。そして彼の傍らには藤田の別れた妻、やその姿があぁ!
なぜかラブラブな室田とやそ。ここらへんに妙な違和感を感じつつも(金田一少年じゃないよ♪)、その軽妙なやりとりに思わず爆笑。まわりも爆笑。

いつもの藤田家では、家にいるのは夫の帰りを待つ妻の時尾だけ。
でもこの日はみょーに人口密度多いぞ。
そこには、室田の契約母と契約妹、かつて藤田の密偵部下であった不動とやそ、木戸の秘書である嶋田、などの面々がそろっていた。
うーん、クールな藤田さんがこのメンバーらにペースを乱されるのは、みてて楽しかった。
嵐のさったその後に、時尾さんが妊娠を告白。ちょっとほのぼのでラブラブっちゅ。

さてさて一方の木戸さん(黒幕1)は、なんとか警察に邪魔されず計画を実行しようと、殺し屋をやとう。
それがジャッカル。実は藤田のお父さんだったりする。この設定にはビックリしたけど、なかなか泣かせてくれます。
そしてそして、この事件はただの残党狩りではなく、なんと室田も一癖かんでいた。
実は室田は、室田景辰本人ではなくて、その兄だったのだ!
彼の、婚約者やそを思う気持ちもまた、泣かせてくれるのだ。
この二人は最後には結婚式をあげる。やそさんはまもなく、持病の病気で死亡する身なのだけれど・・・。ニセ室田警部は、その後東北に逃亡する。

明治へのタイムスリップは、ジャッカルとの戦いの最中に終了する。

そして現代。
浅間さんは奥さんのみさおさんと共に、自宅で楽しそーにかたらっている。
浅間が明治で見た時尾の姿は、自分の妻のみさおにそっくりである。
浅間は斎藤を書くのに謎だった部分が、タイムスリップのおかげで、今はしっかりとわかるようになっていた。きっと良い作品が生まれることであろう。
余談
でも何故、時尾なのに「みさお」なのだろーと思ってしまう。(るろうに剣心・参照(笑))

基本的に楽しい作風だったので笑いの連続だったが、藤田とジャッカルとの戦いや、古閑たち密偵の方々のアクションもすばらしかった。 ギャグ要素が、ガッチャマンやデビルマンとかなのは劇団のみなさんの世代だからか?
ちなみに、私は前の方の席で見ていたのだが、スモークが客席まで来ていた。
この日が最終公演だったからか、最後の挨拶では浅間役の青柿さんが、挨拶をトチって木戸役の伊東さんに蹴られていたのがおかしかった(笑) きっとこの後はみんなでビールなんだろーなぁ☆
この作品は前の「新撰組残照」の続きだそーで、残念ながら私はそちらは見ていない。
いや、知っていてもその時はまだ未成年だったし・・・ちょっと難しい。

会場から出たわたくし、ちょっと待ったら劇団の人や見に来た人達を見られるかも・・・ と思って待ってたら、劇団の方の親御さんやお友達など関係者ばかり!
ううっ私とっても浮いてたなぁ。
でも、興奮さめやらぬ態で、たららんと駅までの道をむかったのであった。


◆ ◇ ◆ ◇ ◆

うわぁぁぁぁっっ!み、見たかったっ!
リョヲさんの感想を読んだ槍の正直な第一声がこれです。もしも、またこの続編とかがあるならば、飛行機に乗って日本に帰ります(本気;笑)。

そして遂に明らかになった殺し屋ジャッカルの正体は...、なんとお父上(?)。いやぁ、やってくれますね。お笑いの要素がたくさんアリというのがいいですね。 私、もっと まじっぽいのを想像してましたから、良い方に裏切られました。 藤田と古閑の絡みも見たかったなぁ。いぁ、参考のために(<何のだ)。もっと、いろいろと書きたいのですがその所為でUPが遅れても申し訳ないので、ここではこの辺にしておきます。
皆さんもレポートの感想、ぜひ掲示板などで聞かせて下さいね。

研修中のお忙しい時に、こんなに楽しいレポートを書いて下さって、リョヲさん、本当にどうもありがとうございました!


斎藤一 INDEXに戻る